2008年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月

スポンサーサイト

--.--.-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

軌跡を辿って  第16回

2008.12.31 (Wed)

北風は詠う

寒空の雄大さに、美しさに。

穢れを消し去ろうとするのはお前だけでない。

寂しい人もまた純白に触れようとする。

その手は何よりも冷たく

何よりも綺麗に保とうとされた。

空中を掴む、空中を抱く

人肌に縋りたくとも

孤独の冬を愛してしまう。

夢なれども冷たい風よ


今年も終わりを迎えようとしている。

時はめまぐるしく流れ続けたが、少なからず私は何かわったであろうか。

2008年も去年同様にあっという間だった。

ただ今回は快進撃や飛躍の年ではなかったように思う。

良いことはそのまま引き継がれていき、悪いことも多少ついてきてしまった。

新しい出会いは私に衝撃を与えた。

次から次へと様々なものが押し寄せてきたために過去に依存する余裕など微塵もなかった。

さらにそれらから私は新たな発掘を強いられた。

掘り出されたものはどれも見たことがないものばかりで、以前から存在したものは形を変えて改めて現れた。

戸惑わざるをえなかった。

その連続の中では防戦一方になってしまい、ワンパターンな行動しかできていなかっただろう。

過去の産物はまるで使い物にならなくなっていたり、使い時が変わっていた。

となると、新しいものから見出すしかなかったのだ。

しかしそれは私には難しいことだった。

挙句、私は膝をついた。

2学期から私は体制を立て直し再び戦いに挑んだ。

だがそこには最初ほどの勢いはなかった。

これならいける。

ここに来てようやく本来を取り戻すことができた。

お宝探しで見つかるものはいいものばかりとは限らない。

埋蔵金を掘っていたら不発弾が出てきたなんてこともなくはない。

宝箱を開けると、なんとそれはミミックだったこともあった。

深入りすることはハイリスク・ハイリターンだ。

知りたいことを追求するうちに知りたくないことに出会ってしまったことがあった。

あの時は平静を装っていたものの、打撃は小さくはなかった。

しかしながら、危険を冒して大きな見返りを求めようとしてしまうのが人間なのだ。

なんつって。


良い思い出って何かあるだろうか。

こうして思い返してみるがすぐに浮かんでくるものがない。

去年と比べるわけではないのだが、以前は鮮明に浮かび上がってきた。

だが、頬が痛くなるほど笑った回数は今年のほうが圧倒的に多い。

休み時間のほんの数十分が楽しかったように思う。

大きな思い出はなくとも小さな思い出ならたくさんある。

塵も積もれば山となる。

こういう言葉が相応しいのではないだろうか。


今年一番実感したことは、私たちはもう遊んでばかりはいられないということだ。

何気ない雑談の中でさえも夢を語るようなことは結構あっただろう。

嫌でも現実に立ち向かわなければならなくなった。

だが私は逃げようとした。

逃げることは実に容易だが、失うものは未来の道だけでは済まされない。

そうしてしまうと、嫌なものは止まることを知らず

今さえも音を立てて足場から崩れ行くのだ。

そして過去には戻れない。

何も残らない。

立ち向かうしかないのだ。

モラトリアムはもうすぐ終わる。

だが平常心は決して失うことなかれ。


とは言うものの、なんだかんだでかなり充実していたんじゃないかと思う。

いろいろな意味で2008年は最高だった。

ありがとう。

そしてさようなら。

スポンサーサイト

テーマ : 物書きのひとりごと - ジャンル : 小説・文学

20:08  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

THE NO,1  2008

2008.12.30 (Tue)

今年1番嬉しかったことは?
成績が上がったこと

今年1番悲しかったことは?
儚く自滅した恋

今年1番腹が立ったことは?
儚く自滅した恋

今年1番楽しかったことは?
休み時間の何気ないひと時

今年1番驚いたことは?
小室哲哉 逮捕

今年1番困ったことは?
不況の波

今年1番感動したことは?
ベネッセの人の講演会

今年1番笑ったことは?
爆笑レッドカ-ペット

今年1番団結したことは?
文化祭……いや、行事全般

今年1番緊張したことは?
文化祭

今年1番理解できなかったことは?
ネガティブに突っ走っているときの自分自身

今年1番ハマったものは?
詩を考えること

今年1番ハマった芸人は?
狩野英孝  すたっふぅ~

今年1番ハマった曲は?
GReeeeN  キセキ

今年1番ハマったテレビは?
ROOKIES

ブラッディ・マンディ

今年1番ハマったラジオは?
大塚愛のLIFE LOVE CIRCLE

福山雅治のSUZUKI TALKING FM

今年1番使った言葉は?
ハンパねぇ……今年もかよ

今年1番これやってて徳したと思うものは?
生徒会

今年1番これやって後悔したものは?
生徒会

今年1番言われて嬉しかった言葉は?
特にないかも

今年1番言われて腹が立った言葉は?
特にないかも

今年1番の名言は?
愛は芸術……なんつって

今年1番行ってよかったと思う場所は?
オープンキャンパス

今年1番行かなければよかったと思う場所は?
なかった

そもそもそんなに外に出てない

今年1番行きたかった場所は?
特になかった

今年1番落ち着いた場所は?
自分の部屋

今年見た1番綺麗なものは?
堤防で見た青空

冬の星座

今年1番譲れなかったものは?
誰がなんと言おうと私は詩人

今年1番呆れたものは?
儚く自滅した恋

今年1番やったことは?
詩を考えること



去年と比べたらかなり消極的だった今年。


いやまぁいろいろ仕方がないのかもしれないが、それでも楽しかったからまぁいっか。


テーマ : 物書きのひとりごと - ジャンル : 小説・文学

12:48  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

寝る年、食う年

2008.12.30 (Tue)

不思議な気持ちだ。


2009年になったからといって世界が一変するわけでもなんでもないのに世間はその様に煽ってくる。


そしてそんな日々に曇り空は不敵に笑っている。


心の中もずいぶんと空っぽだ。


殺風景というのだろうか、何もかもを受け流してしまいそうだ。


なぜこんな気持ちなのだろうか。


今日になって強い風が吹いていて


私の手はひどく冷たい。


この後、何が起こるのかが妙に気になる。


どうせ何もありはしないのに……。


窓から見える電信柱が俄然、自己主張している。


だがそれがむしろ勇ましい。




年末。


それは普段と変わらぬ日常ではあるが、世界がどうも静寂に思えてならない。


そしてこれといってすることもなく暇である。


テレビをつけてみると、ドラマの再放送とお笑い番組ばかり。


とか言いながら普通に見てしまう。ROOKIESとかお笑いダイナマイトとか。


今日はアレか、レコ大。


ここ数日はTBSに世話になり過ぎてはいるが大晦日は違う。


ガキの使いとか、紅白とか、K1とか。


カウントダウンはアレ、CDTVだから……


あ、結局TBSだね。




テーマ : 日記 - ジャンル : 小説・文学

12:45  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

年の瀬

2008.12.26 (Fri)

平穏を取り戻した空


巻き戻ったかのように過ぎる時間


白い風が吹き抜ける


きらびやかな装飾はいつかの幻となり


麗しき声はかすれゆく


私は動かぬ


日々として通過する者として


寂しさと言うには気持ちが軽すぎる


虚しさと言うには綺麗過ぎる


あぁ、雪だ


終わりゆく憧憬よ


凍てついた手は何を掴む?


19:34  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

merry merry Xmas

2008.12.24 (Wed)

待ち合わせをする二人
イルミネーションに照らされて
今夜は特別な日だから
ずっと笑顔でいれたらいいな

微笑みかける道化師も
ケーキを売ってるあの子も
楽しもうよ
僕がギター片手に歌うから

街は銀色の輝き
包むよ 幸せのベルが
鳴り響く 清しこの夜
キャンドルの温かな光
待ってる サンタクロースとプレゼント
陽気に歌うよ
merry merry Xmas

ケーキを待ちわびる子供
テーブルに並ぶ豪華なディナー
弾けるシャンパン スパークリング
夢の中でも笑っていたいな

ほら、星がこんなに綺麗
雪も降らないかなぁ
楽しもうよ
聖夜に届け 僕の歌

街は銀色の輝き
包むよ 幸せのベルが
鳴り響く 清しこの夜
キャンドルの温かな光
待ってる サンタクロースとプレゼント
陽気に歌うよ
merry merry Xmas


テーマ : 詩・唄・詞 - ジャンル : 小説・文学

22:22  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

旧1-2諸君へ

2008.12.23 (Tue)

幹事終了のお知らせ


私に幹事なんてやはり向いてはいなかったんだ。


気軽に承諾したもののやはり無理だったんだ。


まず私は場所の予約ができなかった。


そう、私は人見知り。


予約の電話をかけるだけでも一苦労。


フリーダイヤルにも自由にかけられない。


エルメスたんにカップを貰ったお礼の電話をかけようとする電車男ではないけれど


かなり躊躇った。


そしてようやくかけてはみたものの……


一件目「大変申し訳ございません」


二件目「あー無理です無理です」


ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……。


コールすることへの勇気と断られることへのトラウマ。


たった二件だけじゃねぇか!とか言いますけどね、これ


もう嫌。


このシーズン、みなさん忘年会とかあると思いますが……


幹事だけには絶対なるな!


なんつって


テーマ : 日記 - ジャンル : 小説・文学

23:02  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

勘違い

2008.12.21 (Sun)

君はいつも笑顔


優しくて 可愛くて


誰とも隔たりなくいてくれる


だから俺は「頑張ろう」なんて言い聞かせてしまう


何ならいっそのこと


君を好きになればよかった


まぁそれは夢より先のハナシで


なれなかった、と言うか


なってはいけなかったから


君の幸せを壊せるわけもなく


傷つけたくも傷つきたくもない


悲しいな。


今夜、雨が降る理由なんてあるのかい?


構わないよ


面倒事は日常茶飯事


あの子の涙


拭ってあげるのは俺じゃないからさ


テーマ : 恋愛詩 - ジャンル : 小説・文学

22:24  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

a simple day.

2008.12.20 (Sat)

朝、ちょうど6時の目覚まし時計。
窓をのぞくと月が我が物顔で私を見下ろす。
しかしそれがどういうわけか綺麗なんだ。
人柄は微妙だけどかなりの美人みたいな
なんつって。
友人はそんな女に弱いらしい……うん、どうでもいい。
お宝を目の前にして部屋の電気を消してきたかどうかを気にしてる駄目なトレジャーハンターではないけれど
せっかくの休みだしもう一度寝ることにした。
zzz……zzz……zzz……!
再び目を開けたとき、真っ先に青い色が飛び込んできた。
素晴らしくいい天気。
こんな日はどこかへ出かけるべきなのだろうか。
お宝を目の前にして部屋の電気を消してきたかどうかを(ry
いつものようにwiiに手を出した。
ただ、流石に時間は決めている。
目当てのラジオが始まるまでのほんの1時間。
……1時間後。
予定通りに事は進む。
窓をすり抜ける肌寒くもどこか心地よい風と
ラジオから流れるちょっぴり切ないラヴソングがいい演出をする。
何をするでもなくただその空間に佇む。
そういえば2,3日前から愛用のペンケースが見当たらない。
部屋のどこかにあるのだろうか、学校に忘れているのだろうか、
しかし水曜日の最後の授業の時には確かにあった。
この日は一仕事終えてからCDを買いにいく予定だったが
部活帰りの友人と偶然に遭遇し一緒に帰ったので結局お流れとなった。
まぁCDは翌日買いに行き、現に今聞いているのだが……
待てよ、一仕事ってなんだ?
確か生徒会室に行き、生徒会が発行している本に載せる学芸部長として今年を振り返った原稿を書いた。
タイトルは「軌跡を辿って ~生徒会特別編~」などと分かる人にしか分からない悪ふざけ丸出しで提出をした。
そういえば悪ふざけといえば、修学旅行の冊子に載せるカット絵に応募したらなんと採用されていたではないか。
いや、あの時は若干自信があったが改めて見ると本当に勘弁してほしい。
それはそうと、謎は解けた。
事件は現場で起こってるんじゃない、生徒会室で起こっているんだ!
生徒会室にー 忘れ物をー……(目薬)
シタ―――――\(^o^)/―――――!!
古ッ!!
なんで一人でこんなに疲れるんだろう。
昼からは髪を切りに行く。
店に着くと車の中と同じくFMがかかっていた。
テーブルにおいてあるモデルの本(正式名称が分かってない)を手にとって
「すいません、これでお願いします」って言おうとしたがやめた。
とりあえず、いつも通りでと言って流麗なハサミ捌きに委ねることにした。
するとなんということでしょう!あれほどに雑草よろしく鬱陶しく伸びていた髪が見事なまでに剪定されているではありませんか。
なんつって。
さっぱりしたついでにマック(関西ではマクドが普通らしいけど私はあえてマックと言う)へ行った。
そこでつまらないことに疑問を抱いた。
あのクルクル回る看板は今までにどれほど回ったのだろうか、またあと何回回り続けるんだろうかと。
あまりにも下らなさ過ぎるので頼んだコーラと一緒に流し込んでおいた。
家に帰ってきたものの、することがない。
そしてそのまま時は流れ続ける。
気がつけばもうこんな時間。


運命って信じますか?


……信じたい。
23:30  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

in 踏んだり

2008.12.18 (Thu)

デオキシリボ核酸


課題はもうたくさん


机に描いた落書きのファンタジー


だけどすぐに消えてくディスティニー


彼は今日は欠席で


消化試合に匹敵する日々


近い近い懇談会



違う違うこんなんじゃない


いっそうクールになりたいなぁ


It's so cool になりたいなぁ


キュートなあの子に心踊らせ


ミュートな気持ちが頭狂わせ


余裕気取って腕組む君


野郎撲って腕吊る君


クラス会の幹事って何だ?


プラスチックな感じです


ドラマチックに憧れるなら


マスマティックス投げ出すな


あらら、ストレートパーマ当てたんだ


アラブストリートなら悪くはないかも


シンガポールでハラハラしたい


新ラフォーレも捨てがたい


甘いセリフに彼女はドキュン


荒いセルフのバイトはDQN


酷いもんだなあの店は


広いもんだなこの世界


21:32  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

鳥になれたら

2008.12.16 (Tue)

free bird
作詞・作曲 TERU


いつからだろうか
自由を求め始めたのは
今生きるこの場所を
窮屈に感じていた
いつからだろうか
翼に憧れ始めたのは
彼方に消えゆく雲を
ずっと追い続けてみたいんだ

空を飛びたいと願ってみても
背中は何も変わりゃしない
所詮おとぎ話でしかないとしても
夢を見ている 諦めきれない

I wanna be a free bird.
どこまでも高く翼を広げて
迷うことなく
ありのままでいたいんだ
風に乗れなくなって
飛ぶことに嫌気がさす日があっても
それでも探してる
きっと見つけ出すんだ
自由な世界を

明け方の雀は
始まりを喜ぶように歌う
水面の白鷺は
季節の色を変えていく
広場の鳩たちは
平和な日々を象徴する
夕焼け空の烏が
ノスタルジックに消えゆく

小さな存在だと笑いたい
ねぇ鳥になれたら人は羨むかい?
依然私は求めてばかりのようだ
何もしていない ただ待ってるだけ

I wanna be a free bird.
誰よりも高い瞳に映した
この景色で
満足すればよかった
落ちていくことが怖くて
自分を信じれなくなった時を
それでも探せるの?
動けない身体で
自由な世界よ

誰かのためなんだろうか
エゴイズムでしかないのなら
折れてしまえよこんな翼
誰かのためなんだろうか
孤独に生きてしまうならば
それはきっと偽物だ

I wanna be a free bird,
純粋に空に羽ばたきたかった
飛行機雲の平行線越えてゆけ
青空の中、さぁ行こう
進んでしまったら変わりはないだろう
ずっと探してる
きっと見つけ出すんだ
自由な世界を



テーマ : 詩・唄・詞 - ジャンル : 小説・文学

20:59  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

堤防の時間

2008.12.14 (Sun)

その日はずいぶんといい天気であった。
360度どこを見渡しても白い雲は見当たらなかった。
そして空の色が青いように海の色も同じように青かった。
反対側に見える工場地帯へは何度か行ったことがあったが、こちらの大根畑だけが広がる殺風景な田舎道は通ったことがなかった。
12月の中旬、いくら晴天とはいえ寒いことに変わりはないであろうと上着を2枚ほど着てきたのだが、それは全くといっていいほど蛇足なものでしかなかった。
堤防の下へ降りようと階段のほうに目をやると、通過を妨げようとばかりに2台の自転車が止められていた。
前かごには乱暴にエナメルのカバンが詰まれているところからすぐに中学生か高校生のものであろうと推測できた。
自転車をかわし階段を下りるがてらにその下を覗き込んでみると、案の定自分と同じ年齢ほどの少年が二人いて携帯を片手にそこに寝転がったまま何かを話し込んでいた。
会話の内容までも聞こうという気は毛頭なかったが、その様子から何を話しているのかは大体予想がつくものだ。
身近にこんなにいい場所があり、そこで何かを話せる友人がいる。
少し羨ましくもあったが、人の青春を見る気もないのについ見てしまった時の馬鹿にしてしまう感情とを天秤にかけてみたら遠慮せずにはいられない。
私は彼らとは反対側へと進んでいった。
周りに人が見当たらないほどのところまで来て、そこに腰を下ろした。
正面に見える赤い煙突からはもくもくと白い蒸気がこみ上げている。
それを食い入るとまでは行かないがしばらくじっと眺めていた。
それからその辺りを何度か見渡した。
確かにそれらは普段身の回りで見かけるようなものではなかったのでどこか新鮮に感じてはいたが、結局はただの街の風景の一角に過ぎず、すぐに飽きてしまった。
その代わりに私はこの堤防の存在に興味を示しだした。
20081214160906.jpg
灰色のコンクリートでできたそこはあまりにも無機質なもの他ならない上、誰かが捨てていったゴミや粉々に砕け散った貝殻の破片、さらにはヒトデの死骸も無造作に転がっていた。
それでいて変に曲線ばった壁は妙に不思議な感じにさせる。
さらに銀色の細い梯子がアクセントとなり、ますます異世界へと誘われているようだ。
そうなるといよいよ私の冒険心は膨らむばかりであった。
他にも何かないのだろうか。足元を注意深く見て回ったり、梯子に上ってみたりとまるで宝の山にいるかのように心が躍っていた。
その好奇心は私にあることを気づかせた。
さきほどとっくに興味が失せた工場のほうを何気なく見てみると、その一部が周りとは浮いているように感じた。
そこにあったのは重々しい鉄屑の塊だった。
黒ずんでいたりさび付いていたりあるいは切断面が猟奇的な形をしており、そこに潜む非現実的な何かが再び私を魅了する。
この堤防といいあの工場といい、ここは一体にどこなんだろうか。
といってもどこにでもあるようなただの港でしかないのだが。
一旦落ち着こう。
私はクーラーボックスに備え付けられたラジオの電源を入れ、チューニングを合わせた。
大した期待などしていなかった。
しかしFMはあまりに綺麗に、そして当たり前であるかのように音がなる。
それは私を一度に現実に引き戻したのであった。
200812131139000.jpg
ラジオが正午を伝えた頃、同じくサイレンも工場に鳴り響いた。
波打ち際の白波は依然穏やかなままであった。
あれから1時間ほど、私は何もしないままぼーっとしていた。
ペットボトルの炭酸飲料も空になっていた。
何本か出された竿にも特に反応はない。
水が半分ほど入ったオレンジ色のバケツにはフグが一匹窮屈そうにしていた。
風は一向に吹かない。
日は高くなるばかりで一枚だけ着ていた上着さえも暑く思えてくる。
しばらくすると一隻のクルーザーがやってきて工場の辺りをぐるぐると回り始めた。
何をしているんだろうか。
気になってその行動を見つめることにした。
クルーザーはなおも辺りを何週もしている。
先ほどまで穏やかだった波打ち際もそれに歓声を上げるかのように飛沫を立たせる。
私は冷たい目をしていたと思う。
やがてクルーザーは停止した。
結局何をしていたのかは分からずのままだった。
これ以上ここに長居しても意味はないらしく引き上げることとなった。
バケツの中のフグは再び海へと帰っていく。
岩の間をまるで道のようにゆっくりと沿って泳いでいき、すぐに見えなくなってしまった。
二人の少年の自転車もとっくになくなっていた。
その場を後にする途中、水面にはたくさんの鴨がのんびりと浮かんでいた。
そしてそれは妙に愛らしかったのであった。
200812131123001.jpg200812131126000.jpg

テーマ : 物書きのひとりごと - ジャンル : 小説・文学

16:04  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

ある日、メルヘン

2008.12.12 (Fri)

曇ったガラスのために


温かい湯を恵んでやったのだ


隔たりはひとつ退いた


綺麗な光だことよ


ただ、不甲斐なく電線に絡まっている


醜いカタチとしか捕らわれなくとも


メルヘンはクスクス笑う


ボロボロの羽を拾っては


宝物のように大切にしたのはいつのことか


気力の溶け出す水の中


狡猾に浮かんでいるものだから


掴んでやろうとしたら


四方に波と揺れ失せる


再度微弱と現れて


鏡の中のアリスとなる


せめてそちらへ行かせておくれ


現実のほうがよほどそれらしいとでも?


だが人は嫌うらしい


ならばそちらが来たれ


童話は意外と夢がないとでも?


ただ始まりは皆、歪なはず




結局私は風呂から上がった


逆上せてみたら本当にメルヘンに出会えたかな


なんて・・・。


23:38  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

濃霧世界、皆無視界

2008.12.10 (Wed)

誰も読ませはしないのか


だがそれもまた嫌いではない


この先をいくら隠そうとも


果たして意味などあるのだろうか


光 乱反射 街 潤う


朝は新鮮な匂いと共にあれ


小さな水玉は僕を泣かす


しかしこれほどまでに清々しい


この橋には独りしかいない


光 乱反射 街 潤う




浮き彫りになった罠よ


妙に美しくあるのは何故


湿った衣服よ


本当に水を求めているのは誰


21:51  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

戦いに出かける前

2008.12.08 (Mon)

20081208215304
テストが終わるまで(あと2日ほど)


サボらせて頂きます。


21:51  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

マイペース

2008.12.06 (Sat)

もうこんな時間なのか


もうあんなに高く


貴方はいつからそこにいる?


急な冷え込み


夜もまた増すばかり


あの飛行機は何処へ


私も連れてっておくれ


この窮屈な孤島から


あの陽気な楽園へ


ほら、星とぶつかるよ


二つの点を結んだら


一体何と交わるだろうか


その交点の座標なんて


まだ知らなくとも構わない


今この目を閉じてしまえば


私は全てから逃れることができるだろう


そしてどれほどのものを失うことか


結局どちらも選べやしない


マイペース。


きっとこういう時の言葉に違いない


22:26  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

I learned about

2008.12.03 (Wed)

「信じて欲しければ、信じよ」


「今あるカタチ、決して壊すことなかれ」


そもそもの始まりに根拠なんてない


だから終わりも同じなんだ


そんなバイオリズムと生きていく


スリルを味わいたいのなら


捨てたもんじゃないのかもしれない


針ほどに微塵な穴さえあれば


「膨張」は置き去りにすることができるようだ


複雑に絡まる染色体ほど


単純明快を目指していく


どうも私は、良い師を持ったような心地だ

23:56  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

本日晴天なり

2008.12.02 (Tue)

独り呟く言葉


薄い影に甘んじて


悲しい存在を糧とせん


もがくほど絡まる蜘蛛の糸


断ち切れぬは普遍に同じ


疑心暗鬼に見えるのは


死神がそうさせているからだ




澄まし顔の面


定義の色に憧れて


即興に笑わんとす


一つとして躊躇わない景色


流れるのは川の水のみ


お前を雄大に仕立て上げるのは


飛行機雲の一本か




あぁ、終わりの表情だ


美しき引き際よ


私の好きな向こう側には・・・・・・月

16:18  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。