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軌跡を辿って  第8回

2008.04.30 (Wed)

緑は青々と生い茂り

虫たちは今こそとばかりに世界に飛び出し

太陽と過ごす時間は長くなり

夕焼けはよりいっそうセンチメンタル

静まり返った夜の中には

淡々と響く列車のカタン、コトン と言う音

どこからともなくやってくる夜風に吹かれて

星たちの垣間見える藍色の天を眺めれば

今自分がここにいることに感謝したくなる


新しいクラス 2-1となって早1ヶ月

最初はどうなることかと思っていた

しかし自分の予想に反して

結果は良好すぎるものとなった

知っている人も多かった

しかしそれ以上に

初対面であった人たちが

自分に明るく接してくれたおかげで

一瞬で溶け込むことができた

1ヶ月前の不安というのは

蛇足以上に無駄なものでしかなかった

そして今

自分は前のクラスに戻りたいとは全く思わない

むしろずっと今のままでいいというくらいだ

今を生きるということを実感するとはまさにこのことなのだろう

・・・って言い過ぎか


今月は詩をたくさん書いた

満足のいく詩がなかなか書けなくて

考えることが少し嫌になっていた

だからこそというか

あえてその状況で書くことで

新しい何かが見つけ出せるかもしれないと思った

現実それが上手く行ったかは分からない

でも再び詩を書くことに喜びを覚えたから

少なくとも失敗ではなかったのだろう

そしてこれからも続けるべきなのだろう

小説というものも始めた

自分の頭に思い描いた世界を

限られた言葉で最大限の表現をする

とても難しい

物語の構成

登場人物の性格、心情

舞台の細やかな様子

自分ではうまく書けたつもりでも

後々読み返してみればいまいち浅い感じがする

これからいろいろな人の小説を読んだりして

技を盗む他ないのだろう

自分で書いてみて初めて

作家という仕事の大変さ

本という文字の世界の偉大さを知る

かつて読書が嫌いだった自分が

今の自分を見ると

きっと腰を抜かすことだろう

理系でない自分を恨む時もあった

だけど今なら文系であってよかったなんて

つくづく思う日々である

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21:49  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

memory renew

2008.04.29 (Tue)

もう戻りたくない


重い鎖のように引きずり続けると


思っていた


今僕の足に繋がっているのは


アクセサリーのようなチェーン


依存の幸せではなかった


日々巡ってくる星の数ほどのリングが


ずっとずっと絡まり続けるだけ


僕が願い続けるまで


もう一度あの日がやってきたときに


同じほどの重みを感じられるだろうか


きっと無理だろう


そしてそれは許されない


今が過去に変わろうとも


過去は永遠に過去のまま


アルバムの笑顔が


目の前に現れることはない


こぼれた水はいつまでもそのまま


新しく汲みなおすように


僕は明日の笑顔を求める





先週2-1で写真を撮りました


昨日それをもらって思ったのは


今が楽しければ


思い出を振り返る必要はないって


テーマ : 詩・想 - ジャンル : 小説・文学

21:17  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

DIARY×DIARY

2008.04.28 (Mon)

「おはよう!」


輝は校門をちょうど入ったところで侑に声をかけた


「今日行けばまた休み・・・でも明日試合だしなぁ」


「部活って大変なんだな」


特別どころかあまりにも平凡すぎる会話には


誰一人として聞き耳を立てる者はいないだろう


そんな中突然目に入ってきたのは


野球部全員が丸刈りにして歩いている様子


輝はリアクションに困った


だがすぐに対応する言葉を引き出した


「気合すげぇ入ってんじゃん」


それに合わせるように侑がさりげなく言う


「俺、アレが嫌でソフト部入ったんだよなぁ」


その気持ちには似たような理由でバスケ部に入ることをやめた輝も


なんとなく同情することができた


野球部の行列が部室に戻ろうとすると


他の部活の奴らからはからかいとも歓喜ともとれる声が上がっていた


そんな丸刈りに定評のある野球部を横目に


小さく坂になった先の駐輪場を二人で目指した


「おい!今日漢字の小テストあるの知ってたか?」


「うそ!? マジかよ!」


突拍子もない誰かの会話に


輝と侑は顔を見合わせて苦笑いをしていた


侑は途中で部活仲間に捕まり


輝は一足先に教室に入った


「よう、今日は遅かったじゃねーか」


「あぁ、朝からYUIがめざましに出るとなったら仕方ないだろう」


「マジで!?うわぁ 見たかったなぁ」


共感する趣味を持つクラスメイトの隆と軽く会話をする


すると二人の坊主頭が教室に入ってきた


それは紛れもなくさっきの野球部の二人だった


「ちょ、英語の宿題見せてくれ!」


先に声をかけたのは福だった


明るいキャラでノリがよく、異性からも人気がある


誰がなんと言おうとクラスのムードメーカー


「おい輝、詩見たっぞ」


次に声をかけてきたのは去年も同じクラスだった遼


マイペースなキャラと多彩な運動神経を持ち合わせていて


抜群の存在感を持つ彼ら二人は


輝にとっては少なからず羨む存在


そんな他愛もないやり取りの中で


チャイムは淡々と鳴った


すぐに担任がやってきてクラス全員が起立した


先週のレクでとったクラスの集合写真が配られた


輝はそれを受け取ってひとつの選択を迫られた


写真たての去年の集合写真と入れ替えるかどうか


すると先週の様子がフラッシュバックしてきた


その時みんなが言っていてのは


このクラスマジ楽しい


それを思い出した瞬間に決断は下された


写真の中は楽しそうに笑っていた


同じくらい、それ以上の笑顔が生まれるように


今日を生きられたら最高だろう




これは実話を元にしたフィクションです


勝手に名前出した人すみません


中途半端なのは力尽きたからです


テーマ : 短編小説 - ジャンル : 小説・文学

23:55  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

key

2008.04.27 (Sun)

気まぐれでなければ


君に出会うことはなかっただろう


偶然でなければ


運命を感じることはなかっただろう


限られた愛にこだわり続けた


私に何が分かるだろうか


恋愛なんてコトバ


とっくに忘れた


好きかもしれないと意識する数だけ


心臓には錠が掛かっている


想いが加速した数だけ


重く苦しく締め付けられてゆく


自分を見失うだけで


私は何を得られた?


火のような理想と


氷のような現実との隙間に


蜃気楼を見ただけだった


愛しいと思うほどに嫌われて


親しいと思うほどに壊される


何を聞けばいい?


何を見ればいい?


何を信じればいい?


何を愛せばいいのだ?


取り残された世界の中で


真実を述べたことなどない


色褪せた夢物語の中には


嘘しか存在しないのだから


永遠の砂漠の途中で


悪戯のように小さな鍵を見つけた


私の鍵


鍵穴の場所だって知っている


けれど私にそれは見えない


自らの手で開くことはできない


そんな時に


看板に従う私の前に君はいた


閉鎖された感情で


目を見るのが精一杯だった


偶然と運命が重なって


私は変われるだろうか


たった一つの信じるものに出会って


君は外してくれるだろうか


開かれた扉の先に


もう一度思い出すことができるだろうか


閉じた瞼の先


君が笑っているのなら・・・


テーマ : 恋愛詩 - ジャンル : 小説・文学

18:29  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

リクエスト 其の2 クラウド

2008.04.26 (Sat)

掴み所がないって


よく言われる


絡みたくもないとか


そんなのこっちだって


アタシはいつもひとり


いつもどこでも浮いた存在


すれ違いになれば


風が吹いたように避けていく


別に


アンタなんかには何も分かってもらいたくないから


一人で泣いてるだけなのに


ウザいとか


こうなったのは誰のせい?


だから他人の都合なんて知らない


アタシのすることに


いちいち干渉しないで




友人のリクエストその2


雲を変わった視点からということで


こんな風にしてみました


これでよかったのかな?


テーマ : 詩・想 - ジャンル : 小説・文学

21:31  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

リクエスト 其の1  五行くらいの詩

2008.04.24 (Thu)

この先ずっと関係ないって思ってた


思わせぶりにはもう慣れた


心の準備なんてするわけない


ねぇねぇ?


・・・どきり




友人のリクエストです


ここまで短いのは初めてです


深い意味はありませんが


今思ったことをただ書いただけです


・・・これって詩なの?


テーマ : 詩・想 - ジャンル : 小説・文学

22:34  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

mad town

2008.04.23 (Wed)

ギラギラに眩しいネオンを浴び続け


誘惑と快楽の混沌の中で


血に染まるより汚らわしく生きる


罠に嵌める口実


契約を遂行できない愚か者への罵倒


冷たく殺伐な螺旋階段を下る不協和音


シャンデリアに映る天使の微笑みは


欺き陥れるための仮面でしかない


無数に積まれた紙束なんて見飽きた


それにどれほどの価値があろうとも


冷徹な心の前ではゴミ屑でしかない


美しいだけの悪魔の聖水は


理性を殺すためにある


そんな下らないものに縋り付いて


残飯を貪るような日々


妖艶に降り注ぐ月光こそが根源


この街は狂っている


銃口を突きつけ合うより残酷で


生き残る術こそが正義


幾多の人間の蜜を啜り


その代償に現実逃避の快感を刻みこむ


利用できるもの全てを踏み台に


摩天楼の頂点を目指す


眠ることを忘れ


日の光を浴びることを忘れ


永遠の夜を望んでいる


生易しい感情は


己を首を切り裂く


裏に創られたサイクルの中を


滅びるまで廻り続ける


我が道に退路はない


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guilty doll

2008.04.22 (Tue)

ワタシハ人形


偽リノ仮面ヲ被セラレ


トッテモ綺麗ナ服ヲ着セラレテ


小サナ棚ニジット座ッタママ


イツマデモゴ主人様ノタメニ・・・


オハヨウゴザイマス


イッテラッシャイマセ


オカエリナサイマセ


オヤスミナサイ


無機質ニ模ラレタ唇ハ


音ニスルコトヲ許シテクレナイ


ワタシヲ見テ


モット愛シテホシイ


タマニハ抱キシメテホシイ


操ル糸サエナイワタシニ


理性ヲ持ツノハ罪ナコト


ワタシは人形


埋メ込マレタ深い瞳は


アナタだけヲ見テイル


愛されるダケノ存在なのに


愛するコトを知ッテしまった


ワタシの願いは叶ワナイ


アナタは人 ワタシは人形


恋ヲすることハ破滅ニ近づくこと


わたしは人になりたい


貴方に尽くすために


わたしは人になりたい


貴方に愛でられるために


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23:14  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

lost girl

2008.04.21 (Mon)

藍色の海の中


小さく光る貴方はだれ?


何億光年という


真実と空想の入り乱れた


ジュエリーケースのようなその場所から


貴方はワタシに瞳を重ね合わせた


ガラスに映った被写体は


何も語らずに笑っている


肌を撫でる冷たい流れに楽譜を乗せて


虫たちは奏でる儚きラプソディー


綺麗だね・・・


かみ締めるような短い台詞に


もう答えが返ってくることはないの?


青白い光だけを頼りに


気づかぬうちに天に放り投げて


失ってしまった想いは拾えない


悲しくなんかないの


生まれては失って


失っては生まれる


涙はこぼれないの


手をつないでは解けて


解けては手をつなぐ


貴方にピントを合わせれば


きっと素敵な絵になるんでしょう?


それならワタシは迷わない


ううん、迷えないの


このままずっと夜が明けずに


永遠に貴方といれるなら


抱きしめた温度が壊れるまで


ずっと一緒がいいの




今回から自分のルール


自己満足の字数制限をやめることにしました


短い詩が多くなると思いますが


その代わり更新率を高めようと思っております


これからもよろしくお願いします


テーマ : 詩・想 - ジャンル : 小説・文学

22:09  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

麗麗 -ライレイ- 第2話

2008.04.19 (Sat)

「はじめまして、叶田 麗(かなた れい)です」
柔らかい声。
風が吹けばそのまま窓の外に流されていってしまいそうだ。
それでいて必要以上に気品があって、気取っていなくてもそんな風に聞こえてしまうのだからお嬢様のようなルックスにも納得がいく。
不思議な少女だ。
転校生という初々しさがあまり感じられずまるで去年からこの学校にいましたというような雰囲気。
そして「そういえばそうだった」と思わず言ってしまいそうなほど。
教室に入ってきて5分と経っていないにも関わらずすでにこの場所に馴染んでいる・
斜め前の煌は、黒板にライと同じ名前の文字に驚いてしばらくライと転校生を見比べていたがその少女の声を聴いた瞬間に再び釘付けとなっていた。
「じゃあ 叶田の席はあそこだ」
誠司はわざとライに目を合わせた後、その真横の席を指差した。
少女はライの前を横切ると、その隣の席にゆっくりと座った。
その時に彼女の髪が靡くと同時に香ってきたのはほんのり甘いシャンプーの香り。
一体どんな高級品を使っているんだろうと考えようとしたがそれは嫉妬心むき出しの煌の睨みつけによって阻まれた。
「始業式の後はお前らも自己紹介だ。これからの自分をアピールするチャンスだからいい内容を考えておくんだぞ。つっても校長の話はちゃんと聞くんだぞ がはははは」
相変わらず反応の仕方に戸惑うような言葉を残して誠司は教室を後にした。


「今年の我が校自慢の桜の木はこれまでになかったほど華麗に咲き乱れ・・・」
ぽっちゃりとした体系に丸い眼鏡。
そしてバーコードのように薄れた頭。
どちらかといえば部長のほうが似合いそうな校長の長い話。
去年もそんなことを言ってなかったかと疑いの眼差しでステージの上を見ていると、真後ろで煌が退屈そうに欠伸をしているのに気づいた。
頻りに眠いだの暇だのぶつぶつ言っている煌に黙れという意味を込めてわき腹に肘打ちを喰らわせてやったら、思ったより効き目があったらしく飼い主に怒られた犬よろしく黙り込んでしまった。
そんな下らないやり取りに周りのクラスメイトたちは必死に笑いをこらえていた。
してやったりという気分で後ろを少し振り返ると、にやついた面々の隙間からひと際可憐に咲く一輪の花のようなレイを見つけた。
そのレイが全くの無表情で前だけを見ていたのでライはつまらない顔をして元に戻った。
「可愛くねぇ」
「でもそこが良かったりして……アッ」
独り言に対してこれまたイラッとくることを言うもんだからかかとで思いっきり馬鹿のつま先を踏んでやったのだった。


「いやぁ~転校生の女子って可愛く見えるっていうけれどあの子は格別だねぇ~。あんな可愛い子見たことないよ!これってもしかして……ディスティニー?突然現れた謎の美少女。こんな設定はゲームだけだと思ってたけど……決めたぜ!今日からレイちゃんは俺の――イテッ!」
「お前幸せだなぁ」
恥ずかしい台詞を堂々と言う煌の頭をカバンでコツンと叩いた後ライは呆れたように呟いた。
「あぁ、俺は今幸せの渦のど真ん中にいる・・・これぞ青春!」
コンビニの駐車場で下手な文化祭の劇のように両手を広げてまたしてもこんなことを言っている。
「だからそれが恥ずかしいんだよ」
ライの冷めた突っ込みに煌はようやく我に返り、恥ずかしそうに炭酸飲料を口に含んだ後、ぷはーっと爽快に息を吐いてから再び喋りだした。
「それにしてもびっくりだよなぁ、お前と同じ名前だなんて」
「同じじゃない、読み方が」
「いいよなぁ、あんな子とそんな共通点があって。羨ましいぜ!こんの野郎!」
ライは自分の名前を気に入っていた。
今までに同名の奴なんて知らないし、何しろ「麗」と書くところが好きだった。
読み方こそ違うものの、よりによって一番被って欲しくないところが被っているなんて。
その上自己紹介の際にライが黒板に自分の名前を書いてもレイは大した反応をしなかったのだ。
彼女がそうした時に自分がかなり驚いてしまっただけにライはそれが悔しかった。
昼前の青空を切り裂く飛行機雲を眺めながら自分もまだ餓鬼だと苦笑するのだった。


テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

23:01  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

困った時は夢オチ

2008.04.18 (Fri)

昨夜からの雨は止んでいた


灰色の雨雲たちは


抜け殻のような薄い雲を張り巡らせて


東に消えていった


数え切れないほどの雨粒を受けた若葉たちは


これからやってくる日差しを待ちわびるように


生命力溢れる様子で


澄んだ水色が垣間見える空を見上げていた


起承転結の結のような朝は


金曜日という一週間のクライマックスに相応しいものであった


そして自分もまた


それに相応しい気分で少し早めに家を出た


生徒会に入った自分たちは週に1回


校門の前で挨拶当番を行う


他人事だったあの頃は


なんだか楽しそうだなと何も知らずにそんな印象を抱いていたが


実際は半々だ


挨拶をして返してもらったらそれほど嬉しいものはない


それが馴染みの友人ならそれだけで軽い盛り上がりを見せる


逆に軽くスルーなんかされた時は


街行く人々にティッシュを配る人の気持ちがよく分かる


ましてや是非挨拶を返してもらいたい人にスルーされると


無視ですか?と言わんばかりに視線を向けてしまう


ただ相手の気持ちを考えると


朝からブルーな人もいるわけだからやはり強要はできない


それでも自分が挨拶をしない理由はない


  挨拶は人を選ばない

   by TERU


なんつって


大勢の人が通り過ぎる校門では


あまり目にしたくない事情というのも見えてしまう


それを目撃してしまった時はなんとも複雑な気持ちになる


見てみぬふりをしてみても見えてしまうし


聞いてないふりをしてみても聞こえてしまう


こういう仕事は大変だ


いつもと少し変わった朝を終えて教室に戻ると


いつもと少しも変わらない様子がそこにあった


平和な時間の流れに逆らうこともなく


安定した精神で役目を果たす


そんな合間の昼休み


周りの人は自分が思っていた以上に


鮮明に将来を見据えていることを知った


それなのに焦りを感じている様子が


どうしても理解できない


それは本来自分のように


数年先の未来のことなど気にも留めず


数時間先のことだけに視点を置いている人間が覚えるべき感情だ


自分は夢を持つことに若干の否定する気持ちを持っている


夢は見るものではなく叶えるものだ なんて言葉が気に食わないような


変わった人間だ


卒業文集の将来の夢の欄でも


はっきりと ない って書いたくらいに


普段詩を書いたりするときとは打って変わって


妙に冷めている


有名な作家やミュージシャンになっているの人は


氷山の一角に過ぎない


こういうことに関しては変に現実を見ようとしてしまう


こんなことを言っていたら


屁理屈並べてるんじゃねぇとか罵声が飛んできそうだが


こう考えることが完全に間違いであるとは限らない


それが屁理屈なんだって言うけれど


じゃああなたの頭の中には正論しかないんですか?って


無限地獄に陥るのは言うまでもない


面談の時のために


必要以上に深く考えていたものの


先生はゆっくり考えればいいなんて


何よりも平和的な答えを差し出してくれたのには


感謝するしかなかった


そもそも仮にも進学校と呼ばれる学校に


自分のような存在は場違いなのだろうと


気づいたのはついさっきのことである


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22:38  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

egoist ~利己主義者~

2008.04.17 (Thu)

人気者なあなた


喋ってみたい


でも怖い


はじめましてからずいぶん経つ


あなたはもうみんなに囲まれている


私はまだ怖い


ここで声をかけようか


いや、やめておこう


今喋ってみようか


だめだ、ここじゃない


いつもいつも


タイミングばかりの私


今日もダメだった


明日こそは・・・って


いつまでそんなことやってるの?


もういいや


別にどうでもいいや


成るようになればいいさ


そんな諦めた瞬間


完全に油断して


死角を突かれるようにして


あなたは私に接した


嬉しいのに悔しい


先手を獲ろうとしてもがいて失敗した私と


何も考えずにそのままのあなた


嘘のあなたとの闘いに


全戦全敗


明日こそは・・・


明日こそは・・・




初めての人


馴染みの浅い人と交流を深めようとする時の


自分の心境みたいなもの


あの人一体どんな人?


もしかしてこんな人?


絶対自分はこう思われている


もうだめだ・・・この人とはやっていけない


相手は多分何も思っていないんです


思っているのは自分だけなんです


今日こそは喋ろうと


変に意気込んで


空想の印象に負けてしまう


何も知らない相手は


ある日普通に話しかけてくれる


純粋に嬉しいことなのに


自分から話しかけられなかった


なんてエゴが働いて悔しいと思ってしまう


なんだか不思議ですね


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21:31  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

麗麗 -ライレイ- 第1話

2008.04.15 (Tue)

目覚めは最悪だった。
起きて寝るだけの春休みのせいで生活リズムは完全に崩れてしまっていた。
「チッ」
苛ついた表情を保ちながら、テーブルの無造作に置かれたトーストを少しだけかじって後にする。

時間は限られた上に少ない。
足をぶつけながら洗面台に駆け寄った。
針金のように曲がった寝癖。だが同じように簡単には戻らない。
普段使わないワックスを手に絡めて、耳に掛かるか掛からない程の髪に見よう見まねで触ってみる。
「……よし」
誰が見るでもなく自己満足で鏡の自分に相槌を打った。
カバンに適当に何かを突っ込んで寮のおばさんに軽く会釈する。
「おや?遅刻するわよ ダッシュダッシュ!」
「すいませーん」
よくある一連の流れを受け流し、数百メートル先の校門に飛び込んだ。
学校のシンボルになっている大きな桜の木。
すっかり満開な様を見て心が和まないわけがない。
それは遅刻気味の少年、叶田 麗(かなた らい)も同じであった。
「……綺麗だな」
そんな独り言を呟いた後、前から聞きなれた男の声がライに言う。
「おいっ!お前はいつからそんなロマンティストになったんだ?」
そんな暇があったらとっととクラス分けの表でも見て来い。
もしかしたら名前がないかもな がはははは!」
「はいはい 分かりましたよ」
ライはめんどくさそうに答えた。
去年の担任 緒方 誠司(おがた せいじ)
年齢は36歳。
教科は体育、筋肉質の大柄な男で爽やかなルックスを持っているが、絡みづらい中年のキャラとのギャップがどうしても笑える。
誠司をかわしてクラス分けの表が張ってある下駄箱に行く。
遅刻気味であったおかげか、周りには誰もいなかった。
2-1の欄に名前を見つけた。
知っている奴の名前も多く、ライは軽く息をついて教室に向かった。
階段を3つ上り、一番端の教室。
「おーっす! 今年もよろしくぅ」
「お前とは一緒になりたくなかったよ」
「ちょ、そんな連れないこというなよ!」
「ははは、冗談」
中学からの友人 畔江 煌(くろえ こう)との約束のやりとり。
くっきりとした二重瞼にベリーショートがよく映える少年で身長はライとほとんど変わらない。
そんな煌のお調子者でからかい易い所がライは好きだった。
適当な席に着こうとするライに煌は嬉しそうに話しかける。
「転校生来るらしいぜ!女子だぜ 女・子!」
「お前朝から何鼻の下伸ばしてんだよ。気持ち悪いから離れろ 変態がうつるだろうが」
「な、何ぃ!? だったらうつしてやるぜ。喰らいやがれ!ひっさ……イテッ」
そこにいたのは仮担任の誠司だった。
「とっとと座れ、朝から元気なのは感心だがな」
煌は相変わらずニヤニヤしながら席に着いた。
「え~今日からの新しい仲間を紹介する、仲良くしろよ」
斜め前に座っている煌がほら見ろと言わんばかりに視線を向けてくる。
それに対してライは口元だけ笑みを作って返してやった。
「おーい、入って来い」
扉が開けられる。
肩にかかるくらいのさらさらの黒髪、肩幅の狭い華奢な体つき、少しお嬢様のようなルックス。
煌の言うとおり女子だった。
ただ思った以上に美人だったらしく。
この角度から煌がすでにその少女に釘付けになっていて、にやついた表情から何を考えているかは一目瞭然だった。
それでもライはそんな感情は特に抱かなかった。
しかし彼女が黒板に名前を書いた瞬間、ライは思わず目をカッと見開いた。
カツカツとチョークと黒板の擦れる音が響く。
書き終わると同時に彼女は黒板に背を向けた。
黒板に書かれていたのは
叶田 麗
そして少女が口を開いた。
「はじめまして、叶田 麗(かなた れい)です」





いかがでしたでしょうか


初めてのブログ小説


まぁ最初なんでこんな程度です


これから少しづつ勉強していこうと思います


ちなみに続きはいつやるかわかりません


ていうかやるかどうかも微妙です


なんつって


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悟られたシャッターチャンス

2008.04.14 (Mon)

毎日通る道


同じように通学する人を見かけなかった時は


時々不安になる


今日学校休みなんじゃね?って


それだったらどんなに嬉しいことだろうか


今日はあっさりと見つけてしまい


味気ない気分で学校に着いた


教室の雰囲気にもだいぶ慣れてきた


隣の人とはあまり喋ったことがないけれど


先手必勝で挨拶してみる


そしたら結構普通に答えてくれて


いい感じ


今のクラスは


以前のクラスのようなハジけた印象は見受けられない


たまにやってくる変な居心地の悪さもまだない


席につくと妙に落ち着く


窓から見える景色のおかげなのか


もううるさい奴がいないおかげなのか


まるで自分の部屋にいるような気分だった


時計は淡々と時を刻む


その中で自分は改めて知る


これが日常なんだって


学生である自分は


朝早く登校して


与えられたカリキュラムに黙って従う


合間の休み時間を


仲間と何気なく過ごす


一人一本しか色鉛筆を持っていない


持つ色はみんな違う


ノートに今日を描く


自分独りなら単色の味気ないものに


二人ならコントラスト


たくさんいれば写真のような


鮮明な今日が出来上がる


特別な思い出なんてなくても


そんな今日を描けるだけでいいんじゃない?


ただ一緒にいるだけで楽しい


久しぶりに気の合う仲間に出会えた気がする




午後からも相変わらず


情報の時間


パソコンの基本操作について


もう知っているけれど


まぁいいか


今日は先生が2人いた


もう一人の先生と話をした


パソコンの話


いつもなら聞き流しているけど


変に興味があった


自分でも目が光っているんだろうなって


心の中で苦笑した


ワードで何かを書いて保存する操作


昨日の詩を書いておいた


・・・大丈夫だよね?


いつの間にか放課後になっていた


同じクラスだった奴が隣にいた


言葉を交わすことも


目を合わせることすらなかった


いつも近くにいた存在


いなくなって初めて気づく


もしかしたら嫌いだったのかもしれない


周りの目を気にして無理やり合わせていたんだろうなって


いなくなってしまえば


がら空きで寂しくなるどころか


不思議とスッとした気持ちがあった


結局最後まで


自分を客観的に見ることはできてなかったんだ


そんなことはもうどうでもいい


今日は生徒会がないのか・・・


家に帰っても予習しかすることがないな・・・


自分らしくない気持ち悪い考え


気恥ずかしさからかき消したくなったが


悪いことを考えているわけではなかったので


すぐに踏み止まった




家の前の道に人形が落ちていた


可愛らしいものではない


変にリアルな人形


リカちゃんみたいなやつ


髪型がモヒカンみたいになっていて


下半身がなくなっていて


黒い汚れがホラーを思わせる


そんな日常に不似合いなもの


二度見しないわけがなかった


早くどこかにやってほしい


けど自分でするのは不気味だ




夕闇に伸びる飛行機雲


目で追うことなく消えていった


音を立てていた夕風


当たることなく吹き抜けた


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グレープフルーツって結構甘い

2008.04.13 (Sun)

記念すべき10曲目は


最近の自分の気持ちみたいなの


ここ1週間の新たな出会いと


去年1年間で


言いたくても言えなかったこと


不満みたいなもの


何ここでストレス発散してるの?ってなるけど


ここで発散しないと・・・ねぇ?


ということで一番詩に思い入れがある気がする作品


days
作詞・作曲 TERU


要らなくなったら捨てられる
あなたみたいに強くないから
才能なんて持ってない
別に欲しいと思わない
勝手な口出しはしないで
自己満足でもいいじゃない
悲劇の主役を演じているの?
・・・そうかもね

優しい人がそばにいる
夢見るだけでよかったのに
まだまだ終わってないんだね
それなら結構やれそうさ

どうして僕のために
こんな世界が残されているの?
特別な理由なんて
無いんでしょ?
期待なんてしないよ
そんなの無駄だと知っているから
それでも独りぼっちじゃ
笑えない

ねぇdays 止まらないで
ねぇdays 変わらないで

頼られたいとは願うけど
頼るのはあまり好きじゃない
馬鹿な奴って言うけれど
あなたもそんなに偉くない
人それぞれの考えだし
あなたの意見は聞いてない
最近なんだかイラついてるの?
・・・そうかもね

嫌いな人がいなくなった
謝るだけでよかったのに
これから始まるみたいだね
こんなのも悪くはないかもね

どうして僕のために
こんな機会が残されているの?
特別な理由なんて
無いんでしょ?
奇跡なんて信じない
そんなの嘘だと知っているから
だけど抱え込んでちゃ
意味がない

ねぇdays 泣かないで
ねぇdays 大丈夫だよ

どうして僕のために
こんな世界が残されているの?
特別な理由なんて
無いんでしょ?
期待なんてしないよ
そんなの無駄だと知っているから
素直になりたい
今すぐに

ねぇdays 歌いたい
ねぇdays 本当の自分


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21:08  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

今日を表す言葉

2008.04.11 (Fri)

別に期待なんてしていないから


結局上辺だけなんでしょ?


世間体みたいなのを気にして


助けるふりして知らんぷり


結局私が苦労するんでしょ?


これから嫌でも絡む時に


なんか妙な距離があって


縮まることなんて多分ない


どうせグダグダな感じなんだ


だからもういいよ


成り行きでここにいるんだから


成り行きで進んでいって


成り行きで終わってゆけばいいじゃない


会話の台詞なんて数える程度かもね


そのはずだったのに


君は簡単に裏切った


他愛もない一言


疑いを持つ私


純粋な君


何もかもが正反対


見た目も思考回路も


なのにどうしてか噛み合っている


合わせてなんかいない


そんな気もない


私も君も


偶然か何かでしょ?


嬉しくなんてないんだから


そんなに単純じゃないよ


だけど一応言っておくから


ありがとう って


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23:22  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

彼のベルトは太平洋ベルト

2008.04.10 (Thu)

昨日から降った雨


アスファルトの上は


濡れた花びらが散りばめられている


その上を霧雨に降られながら行く


校門の桜もとっくに葉桜で


溝には桜色の水が流れているみたいになっていた


ただそんな桜も


祭りの終わった後の不思議な雰囲気に似て嫌いじゃない


今日から授業も始まった


どのクラスで受けても


大して変わった感じでもない


まぁ本来そういうものなのだが


中学ん時にそう思わなかったのは


周りも自分も餓鬼だったからだろう


授業と昼休みは違う


雰囲気は今まで知らないような


とりあえず一緒に食べる


家庭科で


食事は友好関係を深めるのに良い


なんて習ったが


あれは本当らしい


何の前触れもなく会話が弾んでいく


彼らは以前のクラスにはいないタイプで


手探り混じりで話してみるものの


簡単に受け入れられる


友達ってのは作るとかじゃなくて


自然とできていくものかもしれない


なんつって


午後の授業は眠い


欠伸の数は指では足りないだろう


そんな合間の休み時間


新しい一発ギャグ考えたぞ


・・・。


彼はそういう人だ


放課後


生徒会は集まらないといけない


2日前にもあったらしいが素で忘れていた


完全に凡ミス


今日は忘れないでね♪


そんな軽いノリで言われても耳が痛く感じる


この日は流石に忘れなかった


新生徒会の中で自分はどちらかと言えば浮いている


そんな中で一人カッコいい奴がいる


なんだかコイツと話してみたいなって


別にそっち系の人じゃねぇ


ただこれからいろいろやっていく中で


やはり友好を深めておきたい存在だなって考える


初めて生徒会室に入った


これから配る冊子とか


行事を行う上で没になった案とか


学校の舞台裏みたいな感じがおもしろい


とにかくあの最新のパソコンを自分も使えるのか気になる


というわけで明日は認証式


誰が何を言おうと自分は学芸部長


文化祭は俺が司る


それも不可能ではないのか・・・


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21:38  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

趣味は読書です よろしくお願いします

2008.04.08 (Tue)

知らぬうちに満開になっていた桜は


昨日の雨で散ってしまっているのでは?


なんて少し残念に登校してみれば


みんなのために待っていてくれたかのように


一面を桜一色に染め上げていた


時折吹いた小さな風は


ひらひらと小さな花びらたちを


どこまでも遠くへ運んでいった


今日から新学期で


新しいクラスが披露される


人の切り替えとは恐ろしいもので


あれだけ引っ張っていた前のクラスを


きっちりと過去の良い思いでとして分類されているのだから驚きだ


自分は新しいクラスに期待は寄せていなかった


当たればラッキー


はずれたらそれまで


タダでもらった宝くじのような気分でいた


前の担任曰く


同じクラスの人は必ずいるように分ける


なんてことを言っていたから尚更だった


心の準備なんてものは全くしていなかった


それでも多少なりとも緊張感というのは


本能的に生まれるようだ


下駄箱に行ってみると


ずいぶんと込み合っていた


人の縫い目を縫ってその先にたどり着いた


・・・。


こいつは驚きだった


正直こんなにいい感じになるとは思っていなかった


しかもなんとなく予想していた人もいたもんだから


一等とはいかなくても


前後賞くらいはいっているだろう


ただ他の人からしても当たりだったらしく


キャリーオーバーは発生しないらしい


始業式の後


もう一度1-2で集まった


ただ以前みたいな余韻はどこにもなく


ずいぶんとよそよそしく感じた


けれどそれのほうが自分は良かった


とりあえず写真だけ欲しい


なんつって


新しいクラスメイトとの最初の接触が


なんだか申し訳ない感じだったが


これから恩を売っていけばなんとかなるだろう


去年クラスは違っていたものの


ひょんなことから仲良くなった友人


今年からは同じクラス


彼のノリは理解していたが


身近になるとそれは絶大な感じがした


彼が考案した野球の応援


打線よりは涙腺を刺激するような応援には笑わせてもらった


後は引き続き同じクラスの彼ら


このクラスでこの二人というのは大当たりだ


最後にこれが初めましての人たち


さっさと溶け込みたいもんだが・・・


迷路の中を適当にほつき歩いていたら


なんだかよく分からないままゴールしたような


棚牡丹的に始まった2年


とりあえず文化祭が楽しみである


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22:20  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

4月6日

2008.04.06 (Sun)

今から何年も前のこの日


世界はずっと待っていたんだ


君が生まれてくること


みんなが喜んだ


新しい物語が始まったことを


10年以上も前のこと


君はまだ覚えてる?


忘れてるよね、そんな昔の話


たくさんの愛に囲まれて


君は幸せそうに眠っていたよ


短いもみじのような手を


がんばって伸ばしていたね


あれは何を掴もうとしていたの?


忘れてるよね、こんな昔話


いまでも君は幸せ?


たくさんの愛に囲まれている?


さすがにそうは行かないよね


君は物語を次々に展開していった


喜びを知り


悲しみに出会い


怒りを覚えて


今がある


いつも楽しいことばかりじゃつまらなかったでしょ?


すごく辛いこともあったと思う


もういなくなってしまいたいと思ったことがあったかも


それでもがんばって生きてきて


今、君がここにいる


君は夢を持った


とってもとっても大きな夢


それは星の数だけあるけれど


君が望むカタチであるならば


何も言わないよ


それが叶う瞬間を


ただ、待ってるよ


ただ、願ってるよ


君がどんなに遠くに行ってしまっても


追いかけはしないよ


君が幸せなら


それだけでいいよ


これから君に贈るものは


君の未来に比べたら


ちっぽけなものかもしれない


それでも君のためになりたいから


受け取って欲しいんだ


誕生日 おめでとう


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23:25  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

音信不通

2008.04.05 (Sat)

鳴り響いたサイレン


静まり返った茜色に叫ぶ


平和だったひと時は


一瞬にして崩れ落ちた


西に東に木霊して


発信源は不明


点滅する赤いランプは


戸惑う人に警告する


ここから逃げろ、と


恐怖はない


同時に現実感もない


空気はこんなに澄んでいるのに


風はこんなに優しいのに


誰かが死ぬかもしれない




鳴り響いたサイレン


耳障りなノイズだけが通り過ぎる


闇に侵食されて


野次馬共は閉め出される


今ある現実を自分で知ることなく


明日の他人の報道で知らされる


苛ついていた


不条理が成立していることに


絞め殺してやりたかった


それに嵌められた者を笑う愚か者を


だが許されない


本当の愚か者は己自身


それにもう関係ない




鳴り響いたサイレン


余韻はどこまでも小さく消えて


夢であったかのように元どおり


何を考えていたのだろうか


微かに覚えていた


どうしてあんなことを・・・


もう誰も知らない


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23:04  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

優れた美人のサクラさん

2008.04.03 (Thu)

特にこれといった用事がない


まぁいつもそうなんだが


今日は特別ない


家にいても仕方がない


思いついたのは突然で


行動も突然だった


久しぶりに乗る自転車


春の曲が入ったプレイリストを再生しながら


行き先のないまま走った


春風が吹きぬける道をひたすらに行く


自分は通りたい道があった


河川敷をまっすぐ通る一本道


そこにあるのは桜並木


スピードを緩めてゆったり進む


花見をしている家族の光景には安堵する


だけど自分はそれをしたくないという矛盾には


苦笑するしかなかった


全てが満開というわけではなかったが


そのひとつひとつが綺麗に咲こうとしていた


綺麗に咲くことが大切なんじゃなくて


綺麗に咲こうとすることが大切なんだと思う


そんな似合わない台詞を口に出すことなく


自分は橋を渡った


この先は観光名所で


夜には屋台が出ていたり、灯篭が灯っていたりする


それを想像するだけで囃子が聞こえてきそうだ


自分も夜桜が好き・・・というよりは


その雰囲気が好きなだけである


それでも感心がないわけではなく


月光に照らされた桜


あるいは水面に映った月とそこに浮かぶいくつかの花びら


こういうのを見た時は花言葉が「純潔」であることを実感させられる


桜に導かれるようにしてただただ坂を登って行く


散った花びらで飾られた道


絨毯みたいにはなっていなかったが


逆にこれくらいのほうがいい感じもする


観光客が増えてきて自転車から降りる


中には外国の人も数人いた


桜の下を仲良く手をつなぐ姿には


目をそらさざるを得ない


イヤホンから流れる曲と目の前の情景がシンクロしていて


思わず笑ってしまいそうになる


十分すぎるほど桜を見て


画面ばかり見ているせいか


最高の目の保養になった気がする


坂道を一気に駆け下り


学校の横を通ってみた


誰かに会わないかなんて


つまらないことを考えていたが


結局会うことなく終わった


といっても明日学校に行くわけだから


こんなことしなくてもいいのだが


焦る気持ちなのだろうと


否定する気にはならなかった


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19:37  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

ソメイヨシノ 笑った

2008.04.02 (Wed)

私の出番はまだですか?


儚く散ってしまったあの日から


ずっとずっと待ってましたよ


若葉で埋め尽くした夏も


紅葉に嫉妬した秋も


醜い姿になった冬もじっと耐えて


やっとこの季節が巡ってきました


野花に集う蝶たち


もういらなくなった厚手の服


すっかり暖かい陽だまり


あなたはそれで満足ですか?


私は認めませんよ


それだけで春が来ただなんて


私はまだ蕾です


私のいない春なんて春じゃありません


そう思いません?


あんなに長い時間をかけても


私が笑っていられるのはほんのわずかなんです


だけどこの一瞬のために


私はここにいるんですよ


微笑みから笑顔に変わるまで


私と一緒にいてくれませんか?


霞が掛かった朝も


うたた寝しちゃいそうな昼も


朧月の優しい光が灯る夜も


春の終わりまで


ずっと・・・ずっと・・・


私の笑顔が消えてしまったら


私のそばからそっといなくなってください


私の気持ちを風に乗せて


あなたの帰り道をできるだけ綺麗に彩っておきます


忘れないでくださいね


私と一緒にいた時間を


覚えておいてくださいね


またこの季節に出会えることを


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16:31  |  黒歴史  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

四月の馬鹿

2008.04.01 (Tue)

お前今日可愛くね?


えっ? そうかなぁ?


ははは、エイプリルフールに決まってんだろ


はぁ? 何それ?最低!


そういえばさぁ


2組の○○さんがアンタのこと好きなんだって


マジで? やっぱ俺モテるなぁ


バーカ エイプリルフールですぅ


仕返しだよー♪


ちぇっ つまんねぇ


じゃあさぁ・・・


俺はお前が好きだ


って言ったらどうする?


・・・だったら


アタシはアンタなんか大嫌い


もういいよ どうせ嘘なんでしょ?


こんなこと・・・嘘で言えねぇよ


え?


嘘で言えるわけねぇだろ!


・・・うん


俺はお前が好きだ


嘘の返事なんかいらねぇからな


アタシも


アタシもアンタが好き


そうか


ひっかかったな


嘘だよ


いい加減にしてよ!


ゴメン これが嘘なんだよ


はぁ? 何言ってんの?


好きって言ったのは嘘


本当は大好きだよ


ずっとこんな風に馬鹿なことやって行こう?


・・・。


本当はね・・・アタシもさっき嘘ついたの


大嫌いって


けど本当は・・・


私も大好きなの


こんなこと・・・嘘なんかじゃ絶対言えないんだから




4月1日


今宵の自分はこんなやりとりを行いました





勿論 嘘ですよ


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